ISBN:4797335149 − ソフトバンククリエイティブ 2006/05/12 ¥1,050

 Lifeless/義聖剣様にリンクしていただきました。
 こちらもリンクしておきますので、一つよろしくお願いします。

 やっと沖縄にも来たのでレビュー。
 白い生き物様、頑張ったよ!
 でも、あれですよ、そこまで漫画を見る目があるわけではないですよ? でもレビューを期待されたのは嬉しい。そんな菊四。

 *今回もやや揚げ足とりに近い感想目白押し。以上、注意。

 X-assault−イグザルト− 宗原光流 シヒラ竜也

 化物退治物。ゴーストバスター風なもんだと思いねえ。

 うーん、お話の展開は普通ですね。正直、先読みが結構出来てしまったのが……。ああいう、それを凄く匂わせる描き方が好ましいとは思えません。なんていうんでしょうか、予定調和的な感じ。
 驚きも何もない。狙ってやったとしたら、ちょっと意図が掴めない。
 ネタバレですが、まあ良いか。
 あそこで裏切るシーンを見ても、ああうんそんな素振りだったよねー、仕事に対してのモチベーションが変だしねーみたいな。
 まあ、一話目なんで今後次第じゃないでしょうか。
 世界観とかの説明が少ないのがちょっとマイナス。

 絵に関しては、人物画は普通。ところどころ引っかかるけど、特に可も無く不可も無く。一枚絵は良いんじゃないでしょうか。
 ただ、距離感やら車などのパースが凄く怪しいです。カラー終了から、本編1ページ目の車のランプが1コマ後に一つ減っているのですが、どういう事なんでしょうか。というか、この車は明らかにデザインが狂っています。他にもあるけど、それは自分の目で確認してほしいです。

 あと、細かいツッコミですが、普通正面の敵が厚いなら、特殊な武器を持つ隊長が行くべきではないでしょうか。あるいは、副長をつけるとか。高ランクの敵は、平隊員の持つ武器では殺しきれない設定もあるので、普通そうなると思うんですよねー。しかも作戦が遅れているならなおさら最短距離を突っ切るはずでしょ。
 違うかなー? 

 とりあえず、一話目なんで次回に期待。

 シチ=フク 渡辺とおる

 今回は凄く普通に読めました。良かった良かった。
 二話目ですが、ここまでで一話……ってヤツですね。創刊号がここまで描かれていたら、評価は間違いなく変わっていました。
 さあ、あとは一般人の先生とかをどうやってごまかすかが勝負。
 適当にすっ飛ばしたりされるとがっかりします。
 でも、次回に何かあると信じているので期待。
 記憶を改ざんする術とか出るのかしらー。
 それだと微妙だわー。

 クラシカルメドレー 歌那早苗

 前回に比べると大分読める作品に。
 しかし、展開的にあと三話ぐらいで終わっっても問題なさそうでです。
 この作品はダラダラ続けても、もう発展がない気がする。
 指名手配を受けたと言う所から、短期決戦で王を倒すか長期で別の国なりに逃げて仲間を集めて王を倒すかの二択……かなあ。
 個人的には短期でスマートに終わらせると、次回作も期待できます。

 源流武闘伝−ORIGIN− フカキショウコ

 日常パートが良く出来ていて良かった。
 特に不満もないし、このままのクオリティだとグッドです。
 あと、さりげにキャラの描き方が変わっていますねー。ちょっと抑え目な感じに。いわゆる鼻のテカリが。
 うん、やはりブラッドの作品では上位にいます。
 次回も期待。多分、大きく動きます。
 今回はそれへの「嵐の前の静けさ」の役割だと思いますし。

 拳鋼少女 リク 弐篠重太郎

 うん、このまま進むなら単行本買うよ。
 普通に面白い。あとは一話か二話で話を終わらす感覚にしてもらえれば、もっと良いかなあ。
 もうちょい、方向性が確立すれば看板間違いなしだと思います。
 というか、個人的には看板の一つです。

 ガレキの王〜The King of Debris〜 麻生雄介

 前回と比べると格段に読みやすいし、話の展開も良かったです。
 主人公の少年が、近しい者の死を最初認識できてないところとかもなかなか。死を引き立たせる為にっていうのでは十分です。じっちゃまが死ぬシーンはあと一枚か二枚はあるとさらに映えるかなと。
 今回と前回をあわせて、一話目だと思えば無問題な気がしてきました。あとは、今後の展開次第ですねー。
 次回が楽しみです。
 頑張ってほしいですよー。

 Dragon Slayer 浅川圭司

 ……。
 絶句するぐらい面白くなかったです。
 まずね、悪役の思考が算数できない人みたい。
 街の人からの無条件の信頼と名誉とかを捨ててまで、あの主人公を殺そうと思うとか正直どうかしている。馬鹿? 詮索していても所詮よそ者ですよ? 英雄とか言われている人が疑われる訳ないじゃん。いやいや、マジでマジで。常識的に考えてありえない。
 あんまりにもがっくり来すぎて、あとの話が全部うわっ滑りしている印象でした。
 もう勘弁してください。
 次があるなら、もっと人間らしい思考をする人間を描いてください。ストーリーを支えるのは人間です。竜ではありません。

 Leader’s High! 神堂あらし

 うーん、キャラで笑わせるって感じ……ですかねー。
 ネタのキレで笑わせるって感じじゃないのは確かだと思います。
 会長がもう少し壊れてくると、面白いかなー。
 まだ二話目ですが、私は一度も笑えてません。
 ……あれ、もしかして私がおかしいだけなのかも。
 どうなんでしょうか、教えてエライ人。

 HOLA!!−オラ!!− 高山瑞穂

 待望のスポーツ物。

 一話目として必要な要素がきちんと描かれている。
 実にディ・モールト。
 この絵柄が受け入れられるかが鍵でしょうか。
 なんというか、普通に始まった漫画です。
 何話かを状況説明に使いそうな感じですが、無理がなければ凄く楽しめそうです。リアル志向のスポーツ漫画なので、綺麗にルールとかそういうのを絡ませてほしいです。

 本の元の穴の中(もとのもとのあなのなか) 天乃タカ

 引きに至るまでの展開は良かったです。
 ただ、一話完結型の方が綺麗かなと思ったので、個人的にあのヒキは微妙でした。最初のうちはあまりヒキを入れた話を作らない方が読者的には優しいかなー。
 ただ、そうしなければならないというヒキだろうとも思うので、やっぱり次回待ちですね。なので、あのヒキからの発展にはかなり期待。
 
 デカ教師 馬場民雄

 王道だなあ。今月も安定して読めました。
 普通に面白いので、単行本を買おうかと思います。
 話の筋立て、キャラ、コマ割、全部基礎を踏まえているのはさすが。間違いなく、ブラッドを支えている漫画。宮原君の能力が本当に物語を生かしています。だから他のキャラの内面描写などが映える。
 黒幕をゆっくりと調べていくのが今後のストーリーの基礎で、それに生徒の問題を組み上げていくんでしょうねー。
 一話完結型の正しい姿です。

 白螺旋−ビャクラセン− 枢めち丸

 えーと、主人公がジョジョのドッピオを思い出させるなと本気で思った。キャラとかの説明などが足りないけど、話の展開と視点上、べらべらと描けない構成みたいなんでしょうがないかなー。そこが不親切設計。
 絵は丁寧。一部背景に違和感ぐらいですが、さしたりて問題じゃないです。
 次回で説明とかがあると良いんですけどねー。
 とりあえず、今解っているのは主人公が特殊な能力を持つ殺し屋で、ヒロインがヤクザかなんかの娘って事ぐらいかしら。

 すいへーりーべ! 吾妻ナオミ

 ああ、前回よりは普通に読めました。
 ただ、どこが面白いのかというのには悩みます。
 うむ、これは難しいなあ。
 どうにもネタとか展開が中途半端な感じなんですよねー、個人的な印象としては。今回は、主人公の言うのもまあ納得……かな。ただ、思いやりとかそういう面に欠けているのが中学生っていう説得力を出しているなと思ったり。そこはプラスですな。

 まじょま 神吉

 うん、まあなんというか安田さんを楽しむ話だと思えればきっと面白いんじゃないでしょうか。自己催眠が必要なだけです。
 もう漫画というより、イラストの方でも良いかなーと。
 というのが私の楽しみ方とか見解なんですが、とりあえず、他の人とかどんな風に思っているのかなあ。

 押せ!押せ!スタンプ学園!! 榎本マキ

 なんでそんなスタンプあるの? とか無粋なツッコミを頭の隅にどければ、普通に読める漫画でした。いくつかの連載作品よりは、ぶっちゃけ面白かったです。
 自分にとって、ネタ自体は過去に見た事ある奴の亜種みたいな感じですねー。ワードを重ねて唱える魔法系の漫画があったので、それと重なった。読みきりとしての役割は果たしていてなかなか。

 MAID DE KNIGHT!−メイドでないと!− TOBI

 お願いします。

 こ れ を 連 載 作 品 に し て く だ さ い

 普通に捻ったり、イロイロしてあって面白かった。
 作風も丁寧ですし、ああ普通の漫画だなーと読めるって素晴らしい。
 連載に入っても良いと思うんですが、これは読みきりだから面白いというのが脳内にもちらつく。
 ただまあ、この作者の次回作が連載になったりすると良いなあ。

 ホワイトタイガー 珈琲

 これも連載にしてほしいなあ。普通に面白かった。
 そうすると、二つの作品の存在意義(名前は出さない)が失われてしまうので、無理なのかしらー。 
 まああと、少年誌的ではないかな……。

 不思議流 不思議三十郎

 まとめてほしいです。四コマは一編に読みたい派です。
 「だだっこの素質」が、「おっ」と思った。
 ただ、実験的な四コマ「うめぼしの謎」の洗礼を受けた菊四的には、さらに踏み込んだ作品を期待したいところ。

 カレンダーガール

 んー、やっぱりいらないかなあ。
 少年漫画誌に必要あると思えないし、連載作家に回した方が良いと思います。

 総評

 デカ教師とリクは安定していて、次回も楽しみ。
 全体的に、創刊号よりは読める漫画も多かった。五十円プラスでもまあ良いかなと思うぐらい。
 ただ、完全に一本で支えきれるキラータイトルが不在。
 それが出るか出ないかで、この雑誌の寿命が大きく変わると思う。
 三笠山出月先生が連載しないかなー。
 出版社がリタイア気味の三笠山先生を連れてきたら、私は毎月五冊買いますよ。とにもかくにもキラークラスがいないとねー。

 以上、凄く好き勝手垂れ流しのレビューというか感想。

コメント

白物
白い生き物
2006年5月17日23:43

菊四さん、レビューありがとうございますw
やっぱり菊四さんは俺よりは見る目がありますよw
ブラッドにはがんばってもらいたいですね。
ちなみに僕のお気に入りは今のところ不思議流とリクです。

菊四
菊四
2006年5月17日23:58

過大評価だと思うんですが、素直に嬉しいです。
ブラッドは駄目な子ほど可愛いという心情で応援しています。ぜひとも一人前にはなって欲しいですねー。

リクと不思議流がお気に入りですか、良いチョイスです。
とりあえず私としてはブラッドを語れる人がいるのは物凄く嬉しいので、今後ともよろしくです。

白物
白い生き物
2006年5月18日0:26

その心境よくわかりますw

こちらこそよろしくですw

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